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第13回GJS講演会南蛮菓子の伝来と貿易―グローバル・ヒストリー的に―

日時: 2016年7月7日(木), 16:00~17:30
会場: 東京大学東洋文化研究所 第一会議室(3階)
講演者: 岡美穂子(東京大学史料編纂所助教)
使用言語: 英語
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発表概要: 「南蛮貿易」の最大の意義は、戦国時代の軍事物資の輸入が主なきっかけとなって、日本の歴史が世界史の大きなうねりと一体化し、社会に様々な変革を生じさせたということである。この時代、日本と東南アジアは様々な担い手による多様なルートで繋がれており、マカオと日本の通商は、そのうちのひとつであった。
長崎の開港は、まさに日本が東アジアを超えた世界へとつながる契機を生み出したが、そこを舞台に繰り広げられた商人たちの活動の痕跡は、現在、我々の食生活や衣服、芸術などに多々見出すことができる。今回の講演では、長崎の文化混淆を代表するものとして、カステラなどの南蛮菓子やその歴史を取り上げたい。

主催:東京大学国際総合日本学ネットワーク(GJS)
共催:東京大学東洋文化研究所
問い合わせ:gjs[at]ioc.u-tokyo.ac.jp