第11回GJSセミナー 抵抗の再思考
―竹内好の「魯迅」と近代アジアの問い
日時: | 2015年6月4日(木)17:00~18:00 |
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会場: | 東京大学 東洋文化研究所 1F ロビー |
講演者: | ヴィレン・ムーティー(ウィスコンシン大学マディソン校 アシスタント・プロフェッサー) |
使用言語: | 英語 |
講演概要:本発表は、竹内好による魯迅解釈について扱う。魯迅解釈の試みを通して竹内は、文学、政治、そして抵抗に関する新たな概念を提出している。これまでの研究においては、竹内は丸山真男との関連から公共知識人として、あるいは、感情や主観といった哲学的な観点から解釈がなされてきた。私は竹内のこの二つの側面を合わせて、彼の思想を世界資本主義のコンテクストの中で再解釈することを試みる。この視点を通して、竹内のヨーロッパ中心主義への批判と近代への抵抗の歴史的かつ現代的意味が浮き彫りになるのではないかと考える。
主催:東京大学国際総合日本学ネットワーク(GJS)共催:東京大学日本・アジアに関する教育研究ネットワーク(ASNET)
問い合わせ:gjs[at]ioc.u-tokyo.ac.jp