第23回GJS講演会を開催しました

2017.07.18
タイトル: 大地を撮る―― 濱谷浩から中平卓馬まで
講演者: Bert Winther-Tamaki(カリフォルニア大学アーバイン校人文学部)
日時: 2017年6月15日(木), 16:00~18:00
会場: 東京大学東洋文化研究所 第一会議室(3階)
使用言語: 英語

GJS講演会の報告

2017年6月15日、東洋文化研究所第一会議室にて、バート・ウィンザー=タマキ教授(カリフォルニア大学アーバイン校人文学部)によるGJS講演会「大地を撮る――濱谷浩から中平卓馬まで」が開催された。司会は東文研の塚本麿充准教授がつとめた。講演では、まず三つの主題からなる研究フレームワーク「接触・運動・燃焼」(touch, move,burn)が紹介され、このフレームワークを通して、土が表現されたさまざまな作品(磁器や撮影、インスタレーションによる)の分析がなされた。紹介された作品の多くは濱谷浩や中平卓馬によって撮影されたものだが、関連する各芸術作品についても議論が及んだ。講演に続いて、フロアから多くの質問があり、特に「接触・運動・燃焼」といったフレームワークの問題点および可能性について活発な議論がかわされた。

当日の様子