第一回国際総合日本学(Global Japan Studies)サマープログラムを開催しました

2016.09.07
日時: 2016年8月24日 (水) ~9月2日(金)
会場: 東京大学東洋文化研究所
使用言語: 英語

GJSサマープログラムの報告

東京大学東洋文化研究所主催、国際本部共催による第一回国際総合日本学(Global Japan Studies)サマープログラム“An Inquiry into Japan’s Postwar”が、8月24日―9月2日に開催されました。
今回参加したのは海外の学部生9名と本学学部生7名です。海外からは香港大学、メルボルン大学、北京大学、上海交通大学、サウサンプトン大学、ライデン大学の学生が参加し、みな専門分野も多岐にわたるヴァラエティに富んだ顔ぶれとなりました。10日間にわたるプログラム期間中、午前中は本学を代表する講師陣による、「戦後日本」の歩みを様々な角度から解明する講演を聴き、その後講師を交えてランチディスカッションを行いました。午後はそれぞれ講演と深く関連する場所、たとえば浅草寺、銀座、靖国神社、国会議事堂、外務省、そして山谷などをめぐるフィールドトリップに出かけました。今回のプログラムの大テーマは「戦後日本」というかなり専門性の高いものでしたが、日々の講義とフィールドトリップがリンクし合い、参加者たちの中に様々な問題意識を芽生えさせたようで、回を重ねるごとにディスカッションも熱を帯びたものになっていきました。また日本語教育センター協力のもと、海外の学生に対する日本語学習コースも毎日開かれ、日本語と日本文化に対する理解の促進がはかられました。最終日には参加学生が4つのグループに分かれて、プログラムの内容を踏まえたテーマによる発表を行い、その成果に対して参加学生全員に修了証が贈られました。今回の経験を生かし、サマープログラムは来年も開催の予定です。

サマープログラムの様子