第25回GJSセミナー(第147回東文研・ASNET共催セミナー)近世医療における女性の役割
日時: | 2016年7月21日(木)16:00~17:00 |
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会場: | 東京大学東洋文化研究所 第一会議室(3階) |
発表者: | エヴァン・ヤング(ディキンソン大学 歴史学部 助教授) |
使用言語: | 英語 |
発表概要: 江戸時代の医学史は主に男性医師とその記録を研究対象としている。当時の医師の増加と活動は確かに近世医学史の大事なテーマの一つであるが、この研究傾向は病気と医療の日常的な側面の究明が軽視される恐れもある 。家庭が主に医療の場であった江戸期には、実際に医師が患者と過ごす時間は少なく、医療の実践に従事していたのは殆ど家族、特に女性であった。本発表は医療・看護の情報を記載する女訓や、日々の看病の状況を詳細に記録した日記に焦点を当て、近世医療における女性の重要な役割を検証する。
主催:東京大学国際総合日本学ネットワーク(GJS)共催:東京大学東洋文化研究所 日本・アジアに関する教育研究ネットワーク(ASNET)
問い合わせ:gjs[at]ioc.u-tokyo.ac.jp